基礎体温と聞くと「妊活」等イメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし基礎体温を継続して測定・記録することで自身の月経周期を把握することが出来でき健康状態を把握するができます。
ただわかってはいるけど基礎体温計で計測・記録するのが面倒!という方がほとんどです。
ましてや排卵日の計算とかとなると。。ハードルは高くなります。最近では基礎体温計もIOT化の流れでスマートフォン対応の基礎体温計・婦人体温計が販売されています。
フェムテックも今後は基礎体温等サービスもたくさん出てくるでしょう。
今回スマホ対応基礎体温計(婦人体温計)の選び方おすすめモデルをまとめましたので紹介したいと思います。
■フェムテックに関して興味のある方は下記の記事↓にまとめてありますので興味のある方はご参照ください。
婦人体温計・基礎体温計の計測方法
婦人体温計・基礎体温計の計測方法は朝、目が覚めたら起き上がらずに測定をするのがベストです。計測方法は体温計を舌の裏側中央のすじの根元部分に当てて計測します。
起きてすぐ計測できるように枕元の側に基礎体温計を置いておくことをおすすめします。またできるだけ毎日同じ時間で計測することをおすすめします。
婦人体温計・基礎体温計と普通の体温計の違い
基本的なこととして婦人体温計・基礎体温計と普通の体温計の違いについてですが、基礎体温は月経から排卵前まで基礎体温が低い状態の「低温期」、排卵後から次回の生理直前まで基礎体温が高い状態の「高温期」の二相に分類されます。
この低温期と高温期の差は0.3℃~0.5℃くらいと、とても小さな体温変化なので、一般的な体温計ではこの小さな体温変化を把握することは難しいのです。
計測も婦人体温計の場合、小数点以下2桁まで、細かく体温測定できます。
ちなみに基礎体温は個人差があり、低温期と高温期の目安となる温度は特にありません。自分の基礎体温を記録し低温期と高温期の差が0.3℃以上あるかどうか把握するのが大事です。
また基礎体温は体調によって変化するので、低温期と高温期にはっきりとした切り替えがないまま、いつの間にか排卵が起きていることもあります。
基礎体温計には「予測式」と「実測式」二種類
基礎体温計には「予測式」と「実測式」の2種類があり、測定時間の長さや正確性の違いがあります。
測定時間の速さを取るか正確性を取るかにより選ぶ形になります。
予測式は測定値が平衡温度になる前に体温を推定するので、計測開始から数十秒ほどで5~10分後の体温を予測してくれます。
測定時間は短いですが、実測式と比べると正確性は劣ってしまうことがあります。
実測式は測定値が平衡温度になった時の実際の体温を表示するので、計測に5分以上時間がかかることがありますが、予測式に比べて基礎体温を正確に測ることが出来ます。
※最近の基礎体温計の中には予測体温表示後、継続して計測してと実測体温を表示してくれるものモデルも存在します。
婦人体温計・基礎体温計スマホ対応の利点・選び方のポイント
婦人体温計・基礎体温計スマホ対応の利点
スマホ対応の婦人体温計・基礎体温計のメリットとしてはなんと言ってもデータの管理のしやすさだと思います。
紙ベースの記録が必要なくなり、記入忘れを防ぐことができますし、計測すれば自動的に転送(アプリを起動して転送・QRコードで転送等機種により違いはあります)してくれてアプリ上で自動的にグラフ化やカレンダーで記録をしてくれます。
面倒な排卵日の計算もアプリ上でしてくれるのでとても楽です。
基礎体温計選び方のポイント(スマートフォンへの転送方法を確認)
スマホ対応の基礎体温計の転送方法は製品によって異なります。ブルートゥース対応・NFC対応・QRコード対応等様々です。
最近のスマホ対応のヘルスケア製品はブルートゥース対応のが増えてきている(ブルートゥース自体が省電力化がになってきて消費電力も減ってきたので)ので、今後はブルートゥース対応の基礎体温計が普及するかもしれません。
とはいえ他のNFC対応・QRコード対応の製品が劣っているかというとそうではないです。
基礎体温計選び方のポイント(スマホアプリの使い勝手・機能を確認)
基礎体温計の本体のデザイン・機能に目がいきがちですが、スマホアプリの使い勝手を確認することも大事です。
ルナルナ等普段使っているアプリに対応しているかや製品オリジナルアプリの使い勝手や機能を購入する前にHPで確認や実際にアプリをダウンロードして確認してみることをおすすめします。
iOS13からiPhoneの標準アプリ「ヘルスケア」のメニューに「周期記録」が追加
iOS13からiPhoneの標準アプリ「ヘルスケア」のメニューに生理周期の「周期記録」が追加がされました。
2019年現在ヘルスケアと連動している生理周期の管理アプリや基礎体温計はまだありませんが今後は連携等されるはずなのでiphoneのヘルスケアアプリで一元管理できるようになるでしょう。
スマホ対応婦人体温計・基礎体温計
テルモ WOMAN℃W525DZ(ルナルナ・キレイドナビ対応)
テルモ WOMAN℃ W525DZは予測式(実測測定も可能)の基礎体温計です。バックライト付き液晶・メモリも480日分対応と本体機能も充実しています。しかも水洗い可能です。
毎日口の中に入れて測定するものだから清潔に使いたいという要望も結構多いので水洗いできるモデルは嬉しいですね。検温終了はブザー音(オフ機能もあり)でお知らせ。なんと目覚ましアラーム機能まであります。
スマホへの転送方法はNFC通信になります。ルナルナ(ルナルナ体温ノート)・キレイドナビ対応しています。
ルナルナでの使用を前提としてNFC対応のスマートフォンをお持ちの方はTDK婦人用電子体温計(HT-201)よりW525DZのほうが使い勝手もいいかもしれません。
Windowsパソコン向けWOMAN℃アプリもあるのでパソコンでも管理可能です。
※パソコンにUSB接続ができるNFCリーダー/ライター(別売)またはNFCリーダー/ライター搭載のパソコン(別売)が必要です。
■オムロン婦人用電子体温計 (MC-652LC)の製品詳細の続きはこちら>>
[主な機能]
・予測式(実測測定も可能)
・スマホへの転送方法:NFC通信
・本体メモリ機能:480日分記憶
・お知らせブザー対応
・電池 CR2032x1
・電池の寿命は約12ヶ月
・iphone/Android対応(NFC通信・FeliCa通信対応)
※W525ZZの方は転送機能はありませんので購入時間違いないよう注意してください。
Androidの「ルナルナ体温ノート」というアプリで本体に記録されたデータを読み込んで利用させてもらっています。とても手軽にデータ管理ができるので便利です。朝寝ぼけていても体温測定後きちんと記録してくれますし、アラームもついているのでこの2ヶ月間測り忘れたことがありません。本体は水洗いできるので清潔に使用することができます。満足のいく商品でしたので愛用していこうと思います。
■オムロン婦人用電子体温計 (MC-652LC)を実際に購入した人のレビューの続きはこちら>>
TDK 婦人用電子体温計(HT-201)(スマホ転送機能付き・ルナルナ・キレイドナビ・ペアリズム・女子カレLOVABLE対応)
TDK婦人用電子体温計(HT-201)は予測式(実測測定も可能)の基礎体温計です。(HT-201は以前は東芝ブランドで販売されてましたが事業譲渡により、現在はTDKにて販売されています。体温計本体に7回分(実質7日分)の検温データを保存できます。
スマホへの転送方法は少し変わった「超音波通信」方法になります。「超音波通信」とは不可聴音となる高周波数帯の音波によりデータ転送を行う通信方式だそうです。
アプリを起動して「体温転送」をタップしてスマホのマイク(通話部分)に基礎体温計本体を近づけて転送するそうです。
HT-201のメリットしてはルナルナ・キレイドナビ等、よく使われているスマホアプリに対応していることでしょうか。
その一方でバックライトがないのでよく見えない・本体のボタンが押しづらい等、本体の使い勝手が悪いレビューも多いです。慣れもあると思いますが、新製品はその点を改善を望みたいところです。
■TDK婦人用電子体温計(HT-201)の製品詳細の続きはこちら>>
[主な機能]
・予測式(実測測定も可能)
・スマホへの転送方法:超音波方式
・本体メモリ機能:7日分記憶
・電池 CR2032x1
・電池の寿命は約12ヶ月
・iphone/Android対応
生理不順で妊活にため一昨日からルナルナ体温ノートで使い始めました!朝に測り終わってすぐルナルナ体温ノートに転送できるので便利です!ボタンも慣れれば簡単ですし。私は測り終わったら洗浄綿で拭くようにしてます。今までも基礎体温を測ってたのですが朝に書くのが面倒でこの基礎体温計をもっと早くに買っておけばよかったなぁって思います☆これからは妊娠するため毎日測ります。
婦人体温計は初めてです。スマホ(iPhoneXSmaxを使用しました)のマイクにかざしてボタンを押すだけでルナルナに簡単に送信できて非常に便利です。7日分まで遡って送信できるみたいですが、あまりにも簡単なので毎日送っています。
難があるとすればケースに入れても緩くてすぐに抜けてしまうことくらいでしょうか。コスパ的にもおすすめです。
■TDK婦人用電子体温計(HT-201)を実際に購入した人のレビューの続きはこちら>>
オムロン婦人用電子体温計 MC-652LC(ブルートゥース対応・平均約10秒で予測測定が可能)
オムロン 婦人用電子体温計 (MC-652LC)は平均約10秒で予測測定ができる基礎体温計です。
予測測定後の実測測定も可能。洗練されたデザインとケースからの出し入れで電源を自動オンオフできる等使い勝手を両立した基礎体温計です。
転送方法はBluetooth/NFC通信と2種類方法があります。転送先は無料アプリ「カラダのキモチ」に転送して管理できます。
通信機能が搭載されているので、データを簡単にスマートフォンに転送することができます。
無料アプリ「カラダのキモチ」に転送することで、測定データをグラフで確認できるほか、体調や症状などを登録することが出来ます。
さらに月経開始日を登録すると、過去の月経周期データをもとに、次回の排卵推定日や月経開始推定日も表示してくれます。
■オムロン婦人用電子体温計 (MC-652LC)の製品詳細の続きはこちら>>
[主な機能]
・予測式(実測測定も可能)
・スマホへの転送方法:Bluetooth/NFC通信
・本体メモリ機能:40日分記憶
・お知らせブザー対応
・電池 CR2032x1
・電池の寿命は約9ヶ月
・iphone/Android対応
※ちなみに前モデル「MC-642LC」との違いはデザインや平均10秒のスピード検温は同じですが、MC-652LCはBluetooth通信機能搭載とiPhoneにも対応しています。
※別売品の通信トレイ(HHX-IT4)を使用することでUSBケーブルでパソコンに転送することも可能です。
使いやすいです。単なる10秒で体温を測ってくれました。データは1ヶ月間アップデートしなくても保管してくれます。忘れがちの私でも安心です。アプリは有料と無料がありますが、無料で十分使えます。ちなみにiPhoneXを使ってます。データの転送は全く問題ありませんでした。
使い始めて、二週間たちました。一年以上、TERUMOの体温計を使っていたのですが、転送機能が欲しかったのと、ずっとデザインが素敵と思っていたこともあり、買い替えました。良かった点を、3点紹介します。
①転送が早いこと スマホと連動して使えるのですが、とてもスムーズでいいです。転送が完了した事をピッピ!のアラームで教えてくれるので確実です。
②基礎体温が勝手に消えない 私にとってこれが一番嬉しい機能でした。基礎体温を測る時間は眠いので、測った後に二度寝をしてしまうこともあります。でも、画面は、測り終わった体温が表示されていて、安心です。
③アラームが鳴る 基礎体温計自体から、アラームが鳴るように設定できるため、暗い中でもなくなりません。
1つ難点をあげるなら、若干くわえづらいです。大きさの問題かな?と思いますが、慣れれば大丈夫です。私は、買って良かったな!と思っています♪
■オムロン婦人用電子体温計 (MC-652LC)を実際に購入した人のレビューの続きはこちら>>
Ran’s Night for Smartphone(寝ている間に自動計測・画期的な基礎体温計)
Ran’s Night for Smartphone (ランズナイトスマートフォン)はRan’s Nightは女性のための衣服内温度計という形ですが基礎体温計としても十分活用できます。
基礎体温計を継続して計測するのは、毎朝の体温チェックと記録する2つの動作が面倒というハードルの高さがありますが、ランズナイトはその2つのハードルをクリアにした他の基礎体温計とは異なるコンセプトの画期的な基礎体温計です。
パジャマ・ショーツのウエスト部分に挟んで寝るだけで寝ている間に自動的に計測してくれる基礎体温計です。
また毎朝口の中にで計測するというのに抵抗がある人が多く、基礎体温計が水洗いできないものも多いので衛生的にもマイナスイメージを持たれる方もいます。装着感も違和感のない作りになっており、寝返りをしても大丈夫な作りになっています。
スマートフォンへの転送はQRコードを使った転送で、本体に毎回表示されるQRコードをスマホのQRコードアプリで読み取る感じになります。
QRコードなので殆どの機種で利用可能です。スマホ専用サイト『Ran’s Story+』で管理することができます。
■WRan’s Night for Smartphoneの製品詳細の続きはこちら>>
[主な機能]
・スマホへの転送方法:QRコード
・本体メモリ機能:7日分記憶
・お知らせブザー対応
・電池 CR2032x2個
・電池の寿命は約3ヶ月
・iphone/Android対応
※Ran’s Night Selfは転送機能のないモデルになります。
毎朝同じ時間で寝たままの基礎体温計が続かずそれに代わる基礎体温計を探していた時に見つけて購入しました。
寝るときに身につけて、起きてQRコードてわ携帯に記録できてグラフもついてくれるので測り忘れたりもないので重宝してます。
ただ、難点は温度が基礎体温と少々ズレがあるので、何度くらいが低温期か何度くらいが高温期かがわかりにくくサイトで検索してもしっかり買いてないのでちょっとわかりづらい、、、。
まだ使ったばかりなので今後も使い続けてみたいと思います。
今まで、口で計るタイプの基礎体温計を使用していましたが、毎朝、動かずに同じ時刻に計ることが難しく、計り忘れも多くて、困っていました。ちょっと値が張るし、レビューも少なかったので、かなり購入を躊躇してましたけど、買って正解!私は体温計を口に入れること自体がものすごく嫌だったので、同じような方にはおすすめかと思います。最初に設定したら、同じ時間帯で計測してくれます。夜、パジャマのズボンに挟むことを忘れなければ、計り忘れはないです。朝起きたら、真ん中のボタンを押すと、QRコードを作成してくれるので、スマホで読み取ります。
データ管理のサイトはその日の健康状態を記録できるし、今まで自分が使ってた有料のアプリより使い勝手がいいです。まだやってないですが、データはCSVファイルで取り込めるようです。ニックネームを登録すると、立ち上げた時に朝ならおはよう〇〇ちゃん!と表示されます。(←うれしい)ちなみに日本製でした。収納袋みたいなものは付いていません。まだ使い始めなので、口で計った場合と比較して、データが正しいかどうかは不明ですが、私には目覚めとともに美味しくない体温計を口に入れる煩わしさから解放されたことが喜びです。どなたかのご参考になれば。
〈追記〉当初パジャマのズボンに挟んでいましたが、ショーツに挟むようになってから、数値が安定しました。